300℃で安定動作するガラス系誘電体材料を開発 産総研、EV向けコンデンサー用途に
産業技術総合研究所(産総研)は、ガラスと酸化ニオブを組み合わせた新材料を開発し、300℃までの温度で安定した誘電特性を実現した。従来のチタン酸バリウム系材料は120℃程度が限界で、EVのエンジンルームなど高温環境での使用が課題だった。新材料は高温用コンデンサーの実用化につながる可能性がある。
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産業技術総合研究所(産総研)は、ガラスと酸化ニオブを組み合わせた新材料を開発し、300℃までの温度で安定した誘電特性を実現した。従来のチタン酸バリウム系材料は120℃程度が限界で、EVのエンジンルームなど高温環境での使用が課題だった。新材料は高温用コンデンサーの実用化につながる可能性がある。
跨维智能は2026年8月19日、WRCで「Physical Token経済学」を発表した。物理AIの規模経済を阻む三重の構造的制約を挙げ、四つの技術的てこで限界費用の逓減を図る。同社は既に1500以上のモデルを産業・商業に導入し、再注文率50%超を達成している。
オランダの特温大学は、外部磁石で誘導し、熱で針を出し入れするカプセル型ロボットを開発した。直径10mmのカプセルが胃内で針を組織に刺し、薬剤を注入する。新機構「熱トリガー磁気スプリング」により、無線・無モーターでニュートン級の穿刺力を実現した。
大阪大学とインドネシアのディポヌゴロ大学の国際研究チームは、AIによるリアルタイム地形認識を組み込んだサイボーグゴキブリ用ナビゲーションシステムを開発した。従来の回避型ナビゲーションと比較して、障害物をより速く効率的に越えられるという。多層パーセプトロン型AIモジュールを搭載し、ゴキブリ本来の登攀能力を活用する。
ティアフォーは2026年3月10日、imecが運営するAutomotive Chiplet Program(ACP)に加盟した。加盟により、LiDARアクセラレーターの実績を基盤にAIアクセラレーターの研究を加速し、チップレット技術で自動運転SoCの開発を進める。自動車メーカーは特定企業に依存せず最適なプロセッサーを選択可能になる。
ATDevは、ARPA-Hの資金提供によるRAMMPプログラムの一環として、ロボットアームを備えた自律型電動車いすを開発している。同社は、ユーザーの食事や飲水、ドアの開閉などを支援することを目指す。遠隔操作機能も追加予定。
南洋理工大学の佐藤裕崇教授らは、生きたゴキブリに装着する「潜水スーツ」を開発し、水中で最大3時間の活動を可能にした。過酸化水素と二酸化マンガンの化学反応で酸素を供給する仕組みで、陸上と水中の両方で移動できる。災害調査などへの応用が期待される。
中国の民間ロケット企業LandSpaceがロケットブースターの着陸回収に成功した。再利用可能なロケット技術で、SpaceXやBlue Originと並ぶ実績を中国企業として初めて示した。今回の成功は、中国の宇宙産業における再利用技術の進展を示す一歩とみられる。
ゴーデルブロックは2026年7月22日、ドイツ・ミュンヘンの国際会議「WCCM ECCOMAS Munich 2026」で冷間鍛造シミュレーション向けAIサロゲートモデル「ForgeNet」の研究成果を発表した。FEMをAI予測で置き換え、製品設計の試行錯誤を効率化する。解析結果を固定オイラー格子へ投影し、適応的リメッシュによる節点対応の課題を解決する。
IntelはAI半導体向け後工程技術「EMIB-T」を開発した。GPUやHBMへの電源供給を効率化する次世代技術で、TSMCの供給不足を突く攻勢とみられる。Rapidusは技術セッション初登場で異物に強いチップ接合技術を発表した。
カナダのシェルブルック大学の研究チームは、氷山や氷河などの急斜面に着陸できるドローン「Ice Dart」を開発した。最大58度の傾斜、秒速3メートルまでの速度で着陸可能で、成功率は100%と報告されている。研究成果はIEEE Transactions on Field Roboticsに掲載された。
NTTは光電融合分野の特許出願でTSMC、GlobalFoundries、Intelなどと並び上位に入る。一方、CPOの量産には光ファイバー接続の1μm未満の精度が課題で、簡便な実装技術の確立が鍵となる。市場は2035年に1.8兆円、2050年に2.9兆円と予測される。
データ・デザインは2026年8月5日、AIエージェントを活用した研究開発・実証実験の開始を発表した。CAD、CAM、CAEなどのデジタルツールをAIエージェントで連携し、設計から製造、保守までの業務プロセス自動化を目指す。既存システムを活用しつつ、段階的に全社規模のデジタルスレッド構想へ展開する方針。
国立精神・神経医療研究センターと早稲田大学は、脳の予測処理理論に基づくAIモデルをヒューマノイドロボットAIRECに実装し、体位変換と清拭の2種類の介護動作を同時に学習できることを実証した。約3万次元の視覚・身体感覚情報を単一の計算原理で統合し、人間の脳に似た情報処理特性が創発したとしている。成果はScience Advancesに掲載された。
九州大学は2025年12月25日、検体検査自動化システム(時間外検査用)の保守業務を一般競争入札に付すると公告した。入札書の提出期限は2026年1月13日、開札は同年1月27日。契約保証金は免除されるが、不履行時には違約金が発生する。
Hugging Face上に、長程ALOHAロボット操作タスク向けの逐フレーム段階分類モデル「Stage-Transformer」が公開された。折り箱タスクで94.75%、折り衣類タスクで94.74%のフレーム精度を達成。Viterbi復号により段階IDが単調に進行することを保証する。
Hugging Face上に、Physical IntelligenceのVLAモデルπ₀.₅を基盤にしたポリシー『sam-guided-vlas/train_1_2_pile__mask__blur__sim__all_cameras__live__pi05__seed_0』が公開された。学習データは200エピソード、6万9392フレームで、Pandaロボット向け。ライセンスはApache-2.0。
微小重力を模した機械的除荷が、PIEZO1過剰発現による椎体成長板の骨化を抑制し、思春期特発性側弯症(AIS)の進行を遅延させることを示した研究が発表された。臨床例では重度AIS患者のCobb角が79.52度から37.78度に減少。マウスモデルでは進行速度が約50%低下した。
ティアフォーはJSTの「次世代エッジAI半導体研究開発事業」に参画し、自動運転レベル4向けのソフトウェア定義型SoCの研究開発を進める。東京大学の川原圭博教授を代表とする課題で、E2E自動運転AIの推論処理を効率化するAIチップの論理設計と、設計資産・ツールチェーンのオープンソース化を目指す。
モナシュ大学とCSIROは、人間とロボットの効果的なチームワークには、互いの能力や役割、状況認識を共有・更新する「アライメント」が不可欠だと主張する論文を発表した。論文はNature Electronicsに掲載され、ロボットが複雑な実環境に進出する中で、アライメントの維持が重要になると指摘する。研究チームは、アライメントの測定方法の開発を次の課題に挙げている。
岡山大学と信州大学は、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として、ロボット技術を活用した研究自動化のための共同研究ラボ「J-PEAKS連携ロボラボ」を岡山大学津島キャンパスに設置した。信州大学が推進するロボットを用いた研究自動化システムの技術やノウハウを導入し、24時間365日の実験実施とデータ蓄積・分析の効率化を図る。従来の手作業中心の研究スタイルを刷新し、革新材料の開発加速を目指す。
ソニーが人間の親指に似た対向可能な親指を備えたロボットハンドの米国特許出願を公開した。特許出願は2026年8月6日に米国特許商標庁で公開され、図面には車輪付き移動ベースを備えた完全なロボットが描かれている。ソニーのヒューマノイドロボティクスへの関心の継続を示すものとみられる。
研究チームは、複数のUnitree G1ヒューマノイドロボットが協調して長縄跳びを行うためのマルチエージェント強化学習フレームワーク「Marope」を提案した。シミュレーションと実機の両方で評価し、既存手法より効率的な協調動作を達成したとしている。複数ロボット間の精密な協調が求められるタスクへの応用が期待される。
研究チームは、コイルばねと拘束シェル、空気圧システムのみで構成するロボットハンド「BioflexBot」を開発した。2つの空気圧入力で、つまむ・回す・引っ掛ける・握るの4動作を実現し、人間の手を上回る回転性能を示した。研究成果は学術誌『Advanced Science』に掲載された。
Mimic Roboticsは、ロボット基盤モデルの学習データ不足を解決するため、人間の行動データを活用する新たなデータ収集手法を提唱した。センサー内蔵のウェアラブル手袋により、従来のテレオペレーションと比べて約5倍安く、7倍速くデータを収集できるとしている。同社はこの手法に合わせてロボットハードウェアを設計する「フォーム・フォローズ・データ」の原則を掲げ、人間に似た操作能力を持つ腱駆動ハンド「M1」を開発した。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、中国の宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)の汎用ヒューマノイド「Unitree G1」2台を用い、ブタへの腹腔鏡下胆嚢摘出術に世界で初めて成功した。使用されたG1は価格2万ドル未満で、市販品をそのまま手術室に搬入して実施された。操作は人間の医師による完全遠隔制御で、臨床応用にはなお技術的課題が残る。
Vadzo Imagingは2026年8月12日、組み込みAI・ロボット向け13MPオートフォーカスMIPIカメラモジュール「Bolt-1335CRA」を発表した。Onsemi AR1335センサーを採用し、MIPI CSI-2直接接続、センサーレベルでのダイナミックROIストリーミング、ROIベースのオートフォーカス・自動露出を特徴とする。同社はこれをBolt MIPIカメラシリーズ初の組み込みAI・ビジョンシステム向け製品と位置づける。
シュツットガルト大学とマックス・プランク固体研究所は、磁石で制御可能なセラミック製の微小スクロールを開発した。蝶の口吻の動きに着想を得ており、マイクロ・ソフトロボット用のアクチュエータとして期待される。成果は学術誌『Advanced Materials』に掲載された。
エストニアのRollo Robotics OUは、単輪型の自律警備・監視ロボット「1Rollo」を開発している。同社は2025年9月に登記され、Cleveron出身の創業者らが立ち上げた。ジャイロスコープ安定化技術を特徴とし、24時間体制の警備需要に対応する。
浙江大学の許超チームは、体外の圧電素子による超音波場で駆動する長さ約6mmの螺旋ロボットを開発した。血管内で約12mm/sの高速移動を実現し、S字・Y字経路での選路や離体ブタ静脈内での往復運動に成功した。動力源を体内に持たない新たな駆動方式として注目される。
EUのイノベーションアクション「JARVIS」は、人間とロボットの協働を高度化するAI駆動のマルチモーダル対話ツール群を開発している。2024年1月から12月の第1期報告期間中に、13のソフトウェア・ハードウェアモジュールの開発を開始し、航空機生産や原子力発電所解体など4つのユースケースで実証を計画。目標として、ロボットプログラミング時間の30%削減、サイクルタイムの40%短縮などを掲げる。
ワシントン州立大学(WSU)の研究チームは、義肢に装着可能な電子スキンを開発し、学術誌『Cell Reports Physical Science』に発表した。この電子スキンは、現在の市販グローブ型センサーより10倍細かい精度で温度と圧力を感知できる。3Dプリンティングとレーザー切断による低コストな製造方法が特徴で、義肢装用者の触覚回復に貢献する可能性がある。
カールスルーエ工科大学(KIT)が、故障したロボットの欠陥を予測し、価値ある部品を保護しながら解体するシステムを開発した。世界で400万台超の産業用ロボットが稼働し、2030年には1,600万台超に増えると予測される中、廃棄ロボットからの部品再利用を可能にする。
Dyna Roboticsは2026年8月10日、人間の一人称視点映像100万時間(約170年分)で事前学習したロボット基盤モデル「DYNA-2」を発表した。ロボットの動作データを使わず映像のみで学習する新たなスケーリング則を実証し、高精度製造タスクの成功率を20%から80〜90%に向上させたとしている。同社はDYNA-2により、ロボットが数時間の追加学習で新タスクを習得できると主張する。
イタリア技術研究院(IIT)とイタリア国家工伤保险局(INAIL)は、人間の腰部負担を最適化する人形ロボット「ergoCub」を開発し、Nature Machine Intelligenceに発表した。身長1.50メートル、体重56.7キログラム、36自由度。人間と協働して荷物を運ぶ際、腰のピークトルクを最大約半分に削減できる。
Science Robotics誌に掲載された研究で、感情表現豊かなヒューマノイドロボットが会話の誤りを犯すと、人間はより警戒心を抱くことが明らかになった。実験では50人がPepperと会話し、脳活動やオキシトシン値、信頼度を測定した。表現豊かなロボットが規範を破ると、警戒が強まることが示された。
WingとWalmartは2026年6月8日、ドローン配送ネットワークをメンフィス、ニューオーリンズ、フィラデルフィア、フェニックス、サンディエゴ、サンフランシスコ・ベイエリア、ソルトレイクシティの7つの大都市圏に拡大すると発表した。これによりサービス提供エリアは全米で約20市場に達する見込み。2027年までに270以上の拠点から4000万人以上の米国人に配送を届ける計画の一環。
Reutersは2026年8月7日、ロボットが人間の着衣を支援する「ロボット服」技術を報道した。この技術は、衣服の着脱を自動化するもので、介護や医療分野での応用が期待される。詳細な仕様や価格は明らかにされていない。
Hugging Face上に、Physical IntelligenceのVLAモデルπ₀.₅を基盤にしたポリシー『justintiensmith/pi05_v3_VLA_Reasoning_Training_Dataset_1200』が公開された。学習データは1200エピソード、61万2733フレームで、カメラ5台構成のso_followerロボット向け。ライセンスはApache-2.0。
Allen Institute for AI(Ai2)は、ロボット操作の基盤モデルMolmoAct2の学習データセットを公開した。データセットは1200エピソード、61万2733フレームで構成され、カメラ画像と言語指示からロボットの動作を学習する。ライセンスはApache-2.0で、LeRobotでの利用に対応する。