何が起きたか
NISTは2025年3月30日、複数ロボットの協調動作を用いた平面近傍界走査の効率化手法を発表した。実験では、WR62帯で大型アンテナ位置決めシステム(LAPS)を使用し、必要な走査体積を49.9%削減、総走査時間を標準順序で19.7%、TSP順序で20.5%短縮した。提案手法は、冗長な駆動を持つロボットアンテナレンジにおいて、逆運動学問題を一般最適化問題として定式化し、AUT-プローブ間の相対変換を全制御可能ジョイントで解く。二次目的として速度重み付きジョイント移動量を最小化し、得られた姿勢を巡回セールスマン問題(TSP)ヒューリスティックで順序付け、移動時間を最小化する。変換後の遠方界パターン間の最大差は-38.89dBだった。
なぜ重要か
ロボット式アンテナレンジで平面近傍界を測る担当者にとって、冗長な駆動を持つ位置決め装置の全ての制御可能な関節を使い、姿勢の決め方と移動順を最適化できる点が重要です。NISTは、WR62帯の実験で必要な走査体積を49.9%減らし、総走査時間を標準順序で19.7%、巡回セールスマン問題の順序付けで20.5%短縮したと示しました。