何が起きたか

The Robot Reportが2017年10月11日に報じたところによると、仏パリ拠点の外骨格開発企業WandercraftはシリーズBラウンドで1780万ドルを調達した。

本紙の見方

本件は2017年の資金調達であり、当時WandercraftはまだCEマーク取得前の段階にあった。同社は人間の歩行を再現した世界初の外骨格と主張しており、従来の外骨格が松葉杖などの補助を必要とするのに対し、自己平衡型を目指していた。この技術的アプローチは、後の製品開発の基盤となったとみられる。 本紙の過去報道では、Wandercraftは2025年11月にAtalante XのFDA適応拡大を取得し、2026年にはEveのFDA認可を取得している。今回のシリーズB調達は、これらの規制承認を取得するための資金調達として位置づけられる。つまり、2017年の時点で同社は規制承認を視野に入れた資金戦略を取っており、その後のFDA認可取得はこの戦略の延長線上にあると読める。 また、同社は2025年6月にルノーと新型ロボット「Calvin」を開発しており、医療用外骨格から産業用ロボットへの展開も進めている。今回の資金調達は、医療用外骨格の市場投入に必要な規制対応を進めるためのものであり、その後の製品ライン拡大の足掛かりとなった可能性がある。 ただし、本件は2017年の報道であり、当時の詳細な事業計画や市場戦略は不明な点が多い。今後の展開としては、同社がどのようにしてCEマークを取得し、米国市場に参入したのか、また、自己平衡型技術がどのように進化したのかを確認する必要がある。詳細は原典を参照されたい。

なぜ重要か

Wandercraftの資金調達は、自己平衡型外骨格という新技術の実用化に向けた初期の一歩であり、その後のFDA認可や産業用ロボット展開につながる基盤となった。この動きは、外骨格技術が医療から産業へと応用範囲を広げる過程を示している。