何が起きたか
NISTは2026年4月20日、ヒューマノイドロボットの基礎性能を評価するベンチマーク(Baseline Performance Benchmark)の提案を発表した。ベンチマークは、NISTが2013〜2014年にDARPAロボティクスチャレンジ(DRC)向けに設計した試験を基に、既存の標準化されたNIST試験法から大部分を派生させた低フットプリントの移動・操作タスクで構成される。装置の設計と3Dモデルは公開され、メーカーは装置を受け取って自社試験を行うか、NISTまたは参加施設で試験を受けるかを選択できる。試験結果は知的財産保護のため、NISTとメーカー間の事前承認済みデータ共有契約の下で収集され、集計結果はヒューマノイドの能力の現状を示すために公開される。
なぜ重要か
ヒューマノイドロボットの開発者や研究者にとって重要なのは、工場、家庭、医療を想定した市販機に最低限求められる移動と物体操作を、既存の標準化試験に近い条件でそろえて検証できる点です。NISTによると、装置の設計と三次元モデルを公開し、実機試験だけでなく訓練や制御開発にも使えるため、各社・各機関は同じ課題設定で改良の到達点を確認しやすくなります。