何が起きたか

EUの研究枠組みプログラムFP7のプロジェクトとして、ARCAS(Aerial Robotics Cooperative Assembly System)が、協調型自由飛行ロボットによる組立・構造構築システムの開発と実験的検証を提案している。プロジェクトは、避難用プラットフォームや航空機着陸用プラットフォームの建設、施設の点検・保守、到達困難な場所や宇宙での構造物建設など、幅広い応用を目指す。

詳細

ARCASプロジェクトは、協調型自由飛行ロボットによる組立・構造構築のための世界初のシステムの開発と実験的検証を提案している。プロジェクトは、避難用プラットフォームや航空機着陸用プラットフォームの建設、施設の点検・保守、到達困難な場所や宇宙での構造物建設など、多数の応用への道を開くとしている。 具体的な科学技術目標は、1)把持物体と接触するマニピュレータを搭載した自由飛行ロボットの運動制御、および同一物体に接触する複数の協調飛行ロボットの協調制御のための新しい方法、2)シナリオのモデル化・識別・認識のための新しい飛行ロボット知覚方法(高速3Dモデル生成、空中3D SLAM、3Dトラッキング、協調知覚を含む)、3)点検・保守活動への応用を目的とした、複数の飛行ロボットによる協調組立計画と構造構築のための新しい方法、4)複数の協調飛行ロボットを伴う操作タスクにおける、視覚および力フィードバックを含むオペレータ支援戦略、である。 これらの方法と技術はARCAS協調飛行ロボットシステムに統合され、a)クアッドロータを用いた屋内テストベッド、b)ヘリコプタを用いた屋外シナリオ、c)複数のロボットアームを用いた自由飛行シミュレーション、の3つのシナリオで検証される。プロジェクトは、空中ロボットによる協調輸送と高性能な協調地上操作を実証済みの高品質なコンソーシアムによって実施され、プロジェクト完了時に産業製品を生み出す可能性の高い挑戦的な技術デモを初めて実現する能力があるとしている。

Key Facts

ARCASプロジェクトは、協調型自由飛行ロボットによる組立・構造構築のための世界初のシステムの開発と実験的検証を提案している。[0]
プロジェクトは、避難用プラットフォームや航空機着陸用プラットフォームの建設、施設の点検・保守、到達困難な場所や宇宙での構造物建設などへの応用を目指す。[0]
科学技術目標には、把持物体と接触するマニピュレータを搭載した自由飛行ロボットの運動制御、および同一物体に接触する複数の協調飛行ロボットの協調制御のための新しい方法が含まれる。[0]
知覚方法として、高速3Dモデル生成、空中3D SLAM、3Dトラッキング、協調知覚が含まれる。[0]
検証シナリオは、a)クアッドロータを用いた屋内テストベッド、b)ヘリコプタを用いた屋外シナリオ、c)複数のロボットアームを用いた自由飛行シミュレーションの3つ。[0]
プロジェクトはFP7-ICT-2011-7の公募に対応し、コーディネータはスペインのセビリアにあるLA RINCONADA SEVILLA(郵便番号41039)に所在。[0]
プロジェクトは、空中ロボットによる協調輸送と高性能な協調地上操作を実証済みの高品質なコンソーシアムによって実施される。[0]

なぜ重要か

このプロジェクトは、複数の飛行ロボットが協調して構造物を組み立てる技術の基礎を築くものであり、災害時の避難プラットフォーム建設や宇宙での構造物建設など、従来の手法では困難だった応用の可能性を示している。EUの研究枠組みプログラムの一部として、欧州における認知システムとロボティクス分野の研究開発を推進する意義がある。