ロボット・フィジカルAIの補助金と公募の探し方
国のフィジカルAI研究開発事業から、自治体の介護ロボット導入補助まで。本紙が収集した募集中の公募から、どこに何があるかを実務目線で整理する。
ロボットやフィジカルAIの導入・研究開発に使える公的資金は、一箇所にまとまっていない。 国の研究開発事業、都道府県の導入補助、そして官公庁の調達案件が別々のポータルに散っている。 本紙は現在0件の募集中案件を収集しており、 そのうち—件がロボット・フィジカルAIに関連する。どこに何があるかを整理する。
本紙入札・公募DBの現在値(自動更新)。関連度は本紙が付与したスコア60以上。
3つの入口を使い分ける
| 入口 | 出しているところ | 向いている使い道 |
|---|---|---|
| jGrants | デジタル庁・各省庁・自治体[1] | 補助金の電子申請。自治体の導入補助はほぼここに集まる。GビズIDが必要で、取得に日数がかかるため先に取っておく |
| NEDO公募 | NEDO[2] | 研究開発型。金額が大きく期間も長いが、要求される技術水準と体制も重い |
| 官公需ポータル | 中小企業庁[3] | 補助金ではなく調達(入札)。大学・研究機関のロボット購入案件が多く、どの機関が何を買っているかが分かる |
いま募集中の補助金(ロボット関連度順)
本紙が収集した募集中の補助金から、ロボット・フィジカルAIとの関連度が高いものを並べた。 締切は自動更新されるため、閲覧時点の情報になる。
| 件名 | 実施 | 締切 |
|---|
データを取得できませんでした。
関連度が最も高い案件(入札を含む)
補助金に限らず、ロボット・フィジカルAIそのものが対象になっている案件を関連度順に並べる。 こちらは大学・研究機関・官公庁が「何を買おうとしているか」が見える。
| 件名 | 実施 | 締切 |
|---|
実務上の注意
締切から逆算すると、たいてい間に合わない
補助金は公募期間が1〜2か月しかないものが多い。GビズIDの取得、見積の取得、事業計画の作成を考えると、 公募開始を見てから動いて間に合うことは少ない。前年度の同じ事業を見て、 いつごろ公募が出るかを把握しておくほうが現実的である。
「ロボット導入」名目の補助金は意外と少ない
ロボットという名前が付いた補助金は、介護分野などを除けば多くない。 実際に使われているのは、ものづくり補助金[4]のような 設備投資一般の枠にロボット導入を載せる形である。 対象経費と成果指標の書き方が採択を左右するため、制度名で探すより、 自社の投資がどの枠に当てはまるかで探したほうがいい。
本紙のスコアは目安であって審査基準ではない
一覧の並び順に使っている関連度スコアは、案件のテキストから本紙が自動で付けたものである。 応募の可否や採択可能性を示すものではない。必ず原典の公募要領を確認されたい。
この一覧を作って見えたのは、国の資金は「開発」に、自治体の資金は「導入」に付いているという分業だ。 NEDOのフィジカルAI関連事業は研究開発型で、対象は技術を作る側。 一方、都道府県の補助金は現場に機器を入れる側に付く。 自社がどちらの立場かで、見るべきポータルが変わる。
募集中の全案件は入札・公募で検索できる。 介護分野に絞った制度は介護ロボット導入の補助金で扱う。
出典
- 1.jGrants 補助金電子申請システム — デジタル庁 / 経済産業省一次情報
- 2.公募情報 — NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)一次情報
- 3.官公需情報ポータルサイト — 中小企業庁一次情報
- 4.ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 — 全国中小企業団体中央会一次情報
ほかのコラム
- 中国ヒューマノイドメーカー量産台数ランキング
2025年に世界で出荷されたヒューマノイドは約1万3000台。上位3社はすべて中国勢で、世界の約8割を占めた。調査会社と当局の数字を突き合わせ、「量産」の実像を確かめる。
- Unitree G1 / R1 / AgiBot G2 実機比較
研究用の廉価機、入門機、そして工場向けの業務機。同じ「ヒューマノイド」でも設計思想はまったく違う。公式仕様だけを並べて三機種の役割を分ける。
- 日本のフィジカルAIスタートアップ30社
ヒューマノイド、物流、調理、農業、触覚、そして基盤モデル。日本のフィジカルAIを担う30社を領域別に整理し、資金と実装フェーズの現在地を見る。
- 2026年フィジカルAI資金調達マップ
ソフトウェア専業に14億ドル、ハード統合型は390億ドルの評価額、中国勢はIPOへ。2026年に確定した大型ディールだけを地図にする。
本コラムは編集部が執筆しています。掲載した数値・固有名詞は原典で照合し、確認できないものは掲載していません。 誤りの指摘は歓迎します。関連する自動生成のニュースはニュースへ。