何が起きたか

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の機械工学者らが、サッカーができる世界初のヒューマノイドロボット「ARTEMIS」を開発した。身長142センチ、体重38キロで、強いキックや押しに耐え、ボールを蹴る能力を持つ。7月にフランスのボルドーで開催されるRoboCupでその能力を披露する予定。

詳細

ARTEMISは、UCLAサミュエル工学部の機械工学者らによって開発された。身長4フィート8インチ(142センチ)、体重85ポンド(38キロ)で、最先端技術を用いて、激しいキックや押しに対してもバランスを保ち、物を投げられても耐え、走ることもできる。さらに、ボールを蹴る能力を備えている点が特徴だ。 開発を主導したUCLAの機械・航空宇宙工学教授でロボティクス・メカニズム研究所(RoMeLa)所長のデニス・ホン氏は、「ロボットがサッカーの試合すらできないなら、人命救助のようなより重要なことにどうやって使えるだろうか」と述べた。また、サッカー用ロボットの技術は、消防や災害救助などの他の用途にも応用されていると説明した。 ARTEMISの最大の革新は、アクチュエーターを生物の筋肉のように動作するようカスタム設計した点にある。ばね仕掛けで力制御型であり、多くのロボットが採用する剛性の位置制御型アクチュエーターとは異なる。また、油圧制御ではなく電気駆動であるため、静かで効率的、かつ油圧システムが流体漏れを起こしがちなのに対し、よりクリーンだという。 RoMeLaの学生ジャスティン・クアン氏は、「これらのロボットがロボット技術を次のレベルに押し上げるのを見るのは本当にやりがいがある。夢が近づいていると感じるからだ」と語った。

Key Facts

UCLAの機械工学者らが、サッカーができる世界初のヒューマノイドロボット「ARTEMIS」を開発した。[0]
ARTEMISは身長4フィート8インチ(142センチ)、体重85ポンド(38キロ)。[0]
ARTEMISは強いキックや押しに耐え、物を投げられても耐え、走ることもできる。[0]
ARTEMISはボールを蹴る能力を持つ。[0]
UCLAの機械・航空宇宙工学教授でRoMeLa所長のデニス・ホン氏が開発を主導した。[0]
ホン氏は「ロボットがサッカーの試合すらできないなら、人命救助のようなより重要なことにどうやって使えるだろうか」と述べた。[0]
サッカー用ロボットの技術は消防や災害救助などの他の用途にも応用されている。[0]
ARTEMISのアクチュエーターは生物の筋肉のように動作するようカスタム設計され、ばね仕掛けで力制御型。[0]
ARTEMISのアクチュエーターは電気駆動で、油圧制御ではない。[0]
RoMeLaの学生ジャスティン・クアン氏は「夢が近づいている」と語った。[0]

なぜ重要か

この開発は、ヒューマノイドロボットの移動能力とバランス制御の進歩を示すものであり、サッカーだけでなく、消防や災害救助など実用的な分野への応用が期待される。また、電気駆動のアクチュエーターは、従来の油圧式に比べて静かで効率的、かつクリーンであり、ロボットの実用化に向けた重要な技術的進歩といえる。