何が起きたか

NVIDIAは2026年3月12日、エッジプラットフォーム向けのC++推論ランタイムTensorRT Edge-LLMの最新版を発表した。このリリースでは、NVIDIA DRIVE AGX ThorとJetson Thor向けに、MoEアーキテクチャ、音声処理用のQwen3-TTS/ASR、フィジカルAI向けのCosmos Reason 2モデルをサポートし、Nemotron 2 Nanoのハイブリッド推論も可能にした。また、自動運転向けのエンドツーエンド軌道計画モデルAlpamayo 1の提供を予定している。

なぜ重要か

重要なのは、自動運転車やロボットの開発者が、DRIVE AGX ThorとJetson Thor上で、対話、推論、行動計画を同じ実行環境で扱える範囲が広がった点です。NVIDIAの説明では、音声認識と音声合成を別々につなぐ構成ではなく端末内で完結する音声処理、物理法則や時間変化を踏まえるCosmos Reason 2、少ない有効計算量で大規模モデルを動かすMoEに対応し、電力や遅延の制約が厳しい車載機器やロボット向けの選択肢が具体化しました。