何が起きたか
一般社団法人AIRoA(AIロボット協会)が2024年12月に発足し、ロボット基盤モデルの構築に取り組んでいる。国から約200億円の支援を受け、組織は100人近くに達し、日本最大規模の取り組みとされる。同協会CTO松嶋氏は、フィジカルAIの競争軸がデータと基盤モデルへ移行していると指摘する。
詳細
AIRoA(AIロボット協会)は、協調領域でVLA(vision-language-action)などロボット基盤モデルの構築に取り組む非営利組織である。一般社団法人として2024年12月に発足し、国から約200億円の支援を受けている。既に組織は100人近くに達し、ロボット基盤モデルやそのためのデータ収集で日本最大規模ともいえる取り組みをしている。 同協会CTO松嶋氏は、四半世紀前の日本はヒューマノイド開発の最前線にいたが、当時の競争軸は精密なメカトロニクス、とくにアクチュエータ、制御、安全性・信頼性にあったと振り返る。現在はフィジカルAIの潮流の中で、競争の重心が「ハードウエア単体」から「データと基盤モデル」を含めたシステム全体へと移るパラダイムシフトが起きていると指摘する。価値の源泉は、さまざまなロボットの上で動く汎用的なロボット基盤モデルと、それを支えるデータへ移りつつある。 現在、先頭を走る中国や米国の強みは、必要なサプライチェーンを自前で高速に構築する力と、そこへ大胆に投資できる体力にあると述べる。AIの世界は本質的には「スケールの勝負」であり、日本でもフィジカルAIを強みとしていくのであれば、追いつける水準の規模(データ・計算資源・人材)を確保し、競争力を持ち続けることが大前提となるとする。その上で、最も重要だと考えているのは、その規模を一国・一社で抱え込むのではなく、国内外の多様なプレイヤーと連携することで強くなるという発想であると述べている。
Key Facts
| AIRoA(AIロボット協会)は一般社団法人として2024年12月に発足した。 | [0] |
| AIRoAは国から約200億円の支援を受けている。 | [0] |
| AIRoAの組織は100人近くに達している。 | [0] |
| AIRoAはロボット基盤モデルやそのためのデータ収集で日本最大規模の取り組みとされる。 | [0] |
| AIRoAはVLA(vision-language-action)などロボット基盤モデルの構築に取り組む。 | [0] |
| 同協会CTO松嶋氏は、競争の重心が「ハードウエア単体」から「データと基盤モデル」を含めたシステム全体へ移ると指摘する。 | [0] |
| 松嶋氏は、中国や米国の強みはサプライチェーンを自前で高速に構築する力と大胆な投資にあると述べる。 | [0] |
| 松嶋氏は、AIの世界は本質的に「スケールの勝負」であると述べる。 | [0] |
| 松嶋氏は、規模を一国・一社で抱え込むのではなく、国内外の多様なプレイヤーと連携することが重要だと述べる。 | [0] |
なぜ重要か
AIRoAの取り組みは、日本におけるフィジカルAI分野の競争力強化を目指すものであり、ロボット基盤モデルの開発とデータ収集における国内最大規模の組織として注目される。同協会の活動は、日本のロボット産業がデータと基盤モデルを軸とした新たな競争時代に適応するための重要な一歩となる可能性がある。