何が起きたか
1Xは2026年6月4日、完全自律ヒューマノイドの実現を加速するための新研究組織「1X World Model Lab」を設立したと発表した。同組織は大規模な身体化世界モデルの事前学習に焦点を当て、ビデオ、自己中心的な人間の経験、インタラクションデータ、シミュレーション、遠隔操作で収集したロボットデータ、オン方策のNEOデータなど多様なデータソースを活用する。また、Luma AIの創設研究科学者でマルチモーダル生成ビデオモデルのスケーリングを主導したSam Sinha氏が、Founding AI Researcher兼Head of World Modelsとして加わった。
なぜ重要か
ヒューマノイド研究者やロボット向け基盤モデルの開発者にとって重要なのは、1Xが後段の調整より、動画・人の一人称視点の行動・シミュレーション・遠隔操作で集めたロボットデータ・実機NEOの方策実行中データを最初から組み合わせて事前学習する体制を明示した点です。1Xの発表では、この方法で未知の作業を事前の追加学習なしで実行できたとしており、静的な環境の個別作業向けに閉じない汎用化をどのデータで狙うのかが具体化されています。