何が起きたか
イタリアの中小企業Soltiguaは、リニアフレネル集光器向けの自動洗浄ロボット「Soltibot」を開発した。同社は、このロボットにより洗浄時間を55%削減し、水使用量を最大90%削減できるとしている。2018年5月にはモロッコのGreen Energy Parkで実証試験が実施された。
詳細
Soltibotは車輪式の洗浄ロボットで、各ミラーラインに沿って移動しながら、洗浄水を運び、一次ミラーを「洗浄-ブラッシング-拭き取り」の3ステップで清掃する。集光器の中央にある駆動システムを横断し、障害物を認識して、オペレーターが誤った指示を出した場合でも、ロボット自身や集光器への損傷を防ぐ。各ミラーラインの終端では、自動的にトロリーに移動し、オペレーターが新しいミラーラインへ移動させ、水を補給する。 同社によると、ノズル設計により既存のCSP洗浄システムと比較して水使用量を90%削減し、平均消費量は0.11リットル/平方メートル。拭き取りシステムにより水道水も使用可能で、高価な水処理システムを省くことができる。2018年5月には、モロッコのIRESENのGreen Energy Park(16,000平方メートル以上のフレネルシステム)で大規模な試験が実施され、地元オペレーターが操作を学び、ミラーの反射率を99%以上に回復させた。 Soltibotは最大100メートルのミラーライン(62平方メートル)を清掃でき、補助タンクから迅速に補給される。最大10度の横方向傾斜に対応し、複数のミラーラインを同じ角度位置で清掃できる。通常、2台のロボット(と2台のトロリー)を同じ集光器の異なる側で使用し、洗浄時間を最小化する。重量は水を含めて55kg、寸法は1100x700x330mm。量産時のコストは数k€とされる。
Key Facts
| Soltibotはイタリアの中小企業Soltiguaが開発した自動洗浄ロボットである。 | [0] |
| Soltibotは洗浄時間を55%削減し、水使用量を最大90%削減する。 | [0] |
| Soltibotの平均水消費量は0.11リットル/平方メートルである。 | [0] |
| 2018年5月にモロッコのIRESENのGreen Energy Parkで実証試験が実施された。 | [0] |
| 実証試験では、ミラーの反射率を99%以上に回復した。 | [0] |
| Soltibotは最大100メートルのミラーライン(62平方メートル)を清掃できる。 | [0] |
| Soltibotは最大10度の横方向傾斜に対応する。 | [0] |
| Soltibotの重量は水を含めて55kg、寸法は1100x700x330mmである。 | [0] |
| Soltibotの量産時のコストは数k€とされる。 | [0] |
なぜ重要か
CSPプラントではミラーの汚れが熱出力を低下させるため、定期的な洗浄が不可欠である。従来の手作業や散水は時間と水を大量に消費するが、Soltibotは自動化によりこれらの課題を解決する可能性がある。特に水資源が乏しい乾燥地域でのCSP運用コスト削減に寄与すると期待される。