何が起きたか

Inspenetが2025年10月30日に報じたところによると、韓国機械研究院(KIMM)は、衣服のように着用できる軽量ウェアラブルロボットを開発した。

本紙の見方

今回の報道は、KIMMが開発した「布地筋肉」の自動織り装置に関するものである。本紙の過去報道では、KIMMが筋力増強と負担軽減を両立するバイオニックスーツを開発したことを伝えている(KIMM、筋力増強と負担軽減を両立するバイオニックスーツを開発)。今回の布地筋肉は、従来のバイオニックスーツが硬いアクチュエータを用いていたのに対し、形状記憶合金を布地に織り込むことで柔軟性と軽量性を両立させようとする点で、より衣服に近い装着感を目指す技術とみられる。 また、KIMMはロボットタスクAIの開発も進めており(KIMM、日常作業を学習するロボットタスクAIを開発 観察学習で家事・物流作業を自動化)、今回の布地筋肉は、そうしたロボットの身体性を担うアクチュエータ技術として位置づけられる可能性がある。 布地筋肉の量産技術は、ウェアラブルロボットのコストと生産性に直結する。従来のSMA糸は金属芯が硬く自動織機での連続生産が難しかったが、KIMMは天然繊維への置換とコイル形状の再設計により連続生産を可能にしたとされる。この技術が確立すれば、介護や産業現場での装着型ロボットの普及を後押しする可能性がある。 ただし、今回の報道は二次情報であり、具体的な性能数値や量産規模、実用化時期などは明らかでない。詳細は原典を参照されたい。今後の焦点は、この布地筋肉が実際の製品に搭載され、どのような用途で市場投入されるかである。

なぜ重要か

衣服型ウェアラブルロボットは、介護や産業現場での身体的負担軽減に貢献する可能性がある。KIMMの布地筋肉の量産技術は、その実用化に向けた重要な一歩であり、今後の製品化と市場展開が注目される。