何が起きたか

日経クロステックは2026年10月8日、ホンダと日産がSDV基盤を共通化し、アシモOSを見直すと報じた。

本紙の見方

この件で新しいのは、ホンダと日産がSDVの土台そのものをそろえる方向に動いた点である。一方で、アシモOSの見直しが示すように、単独OSを前提にした構想からは修正が入っていると読める。まず注目すべきは、車両の差別化をアプリやサービス層に寄せるほど、基盤の共通化が設計・検証・更新の効率に直結することである。他方で、基盤を共通にしても、どこまで機能や車種ごとの差別化を残すのかは別問題であり、そこが競争力の分岐になりやすい。本紙の関連記事であるトヨタ、2028年にレベル2++導入へ 日産はWayve採用の次世代ProPILOTを2028年3月までに市販化や日経クロステックが自動運転関連の記事を掲載と合わせると、日産側は自動運転・運転支援の機能実装を前進させつつ、OSや基盤の持ち方は再整理している局面にあるように見える。ホンダについても、独自基盤の維持より共通化を優先するなら、開発資源の配分や供給網の整理が論点になる。今後確認すべきなのは、共通化の範囲がOS、ミドルウェア、車両制御、クラウドのどこまで及ぶのか、そして量産車への適用時期である。詳細は原典を参照されたい。

なぜ重要か

SDVではソフトウェア更新や機能追加の設計が製品力に直結するため、ホンダと日産がどの層を共通化するのかは実務上の意味が大きい。特に、アシモOSを見直すなら、単なる名称変更ではなく、開発体制や車種展開の前提が変わる可能性がある。