何が起きたか
humanoid.guideは2026年11月4日、Figure 03がBotQ工場を出てキャンパスを歩く映像が公開されたと報じた。報道によると、約19秒の映像には複数のロボットが駐車場近くの横断歩道へ進む様子が映っている。
本紙の見方
映像のニュース価値は、ロボットが工場の外を歩いたことそのものより、工場の出口から構内へ移る場面を可視化した点にある。ただし、短い映像が示すのはその場面であり、連続した作業や実運用の実績までではない。humanoid.guideがInteresting Engineeringの報道として伝えたBotQの製造数1,000台超も、映像内の機体数とは別の累計値だ。生産の積み上がりを示す数字と、実際に動く個体を映した記録は、同じ指標として扱えない。 本紙の関連記事では、Tesla、Optimus向けの「ロボット学校」構想を示すと報道(2026年10月22日)と、Tesla、Optimusの予約受付を12月初旬に始める見通しと報道(2026年10月30日)を扱った。これらは別企業についての報道であり、Figureの映像と同じ進捗段階を示すものではない。だが、ロボットの学習環境や販売に関する見通しと、工場から出る機体を映した映像は、事業の異なる段階を示す材料として区別して読む必要がある。展示・映像・製造数・稼働実績を一括して「導入」とみなすこともできない。 業界を見る上では、製造数がどの期間の累計か、同じ構成の機体を継続して生産できるか、工場外でどの作業をどの程度続けられるかが、それぞれ別の確認軸になる。今回の報道には、1,000台超の製造期間や生産ペース、映像に映る機体の作業内容、継続稼働の記録は示されていない。次に評価すべきなのは、工場から出た場面の印象ではなく、こうした数値や条件が継続的に公表されるかどうかだ。
なぜ重要か
映像はFigure 03がBotQ工場からキャンパスへ歩く場面を示すが、継続稼働や実運用を示す記録ではない。BotQの製造数として報じられた1,000台超は映像の機体数とは異なるため、生産規模と実際の稼働状況を分けて評価する必要がある。