何が起きたか
産経新聞が2026年8月21日に報じたところによると、ダイヘンは自走ロボット「VIVACE」を市場投入した。
本紙の見方
産経新聞の報道によれば、ダイヘンは搬送ロボットと協働ロボットを融合した自走ロボット「VIVACE」を市場投入した。本紙は2026年8月24日付で、同製品の受注開始が2026年7月、販売予定台数が年200台であることを既に報じている(ダイヘン、搬送・協働ロボット融合の自走ロボット「VIVACE」を市場投入 販売計画は年200台)。今回の産経新聞の報道は、この発表を改めて伝えるものであり、新たな事実が含まれているかは不明である。 本紙の既報では、VIVACEは工場内を自走し、ツールを自動交換して複数工程を1台で担うとされる。これは、搬送ロボットと協働ロボットの機能を融合した点で、従来の個別ロボットの組み合わせとは異なるアプローチだ。ダイヘンはこれまで半導体後工程向けパネル搬送ロボット「SPR-AD020BPN」で日本ロボット工業会賞を受賞するなど、搬送技術に強みを持つ(ダイヘン、半導体先進後工程向けパネル搬送ロボットが機械工業デザイン賞で日本ロボット工業会賞を受賞)。VIVACEはその搬送技術と協働ロボット技術を統合した製品であり、同社のロボット事業の新たな柱となる可能性がある。 一方、自動車分野ではトヨタ自動車が2028年にE2E自動運転車を投入する計画を発表しており(トヨタ、2028年にE2E自動運転車を投入 量販車搭載で市場投入へ)、ロボット技術の応用範囲は拡大している。ダイヘンのVIVACEは工場内の自動化に焦点を当てており、製造現場の人手不足対策として位置づけられる。 ただし、産経新聞の報道は発表内容の要約であり、VIVACEの具体的な仕様や販売計画の詳細は本紙の既報に譲る。詳細は産経新聞の記事を参照されたい。
なぜ重要か
ダイヘンのVIVACEは、搬送と協働作業を1台でこなす新たなカテゴリーのロボットとして、製造現場の自動化に貢献する可能性がある。同社の技術力がどのように市場で評価されるかが注目される。