何が起きたか
長盈精密は2026年10月8日、投資家向け回答で、2026年1〜8月の人形ロボット向け精密部品の交付量が110万件を超えたと公表した。2025年通年の交付量は約69万件、2026年上半期は86万件で、8カ月累計はそれを上回った。加えて、具身智能と新興科技ハードウエア事業の上半期売上高は2.43億元で、前年同期比537.64%増だった。
なぜ重要か
長盈精密の説明は、同社が人形ロボット向けに伝動部品や構造部品を量産し始めていることを示す。投資家向け回答として、2026年1〜8月の交付量110万件超と上半期売上2.43億元を示した点は、事業の進捗を判断する材料になる。
日本への影響
人形ロボットの中核部材として伝動件や丝杠、構造部品が前面に出ているため、日本企業にとっては、精密加工、減速機、機構部品の供給能力がどこまで競争力を保てるかが論点になる。国森科がハーモニック減速機を手がける点も踏まえると、減速機や精密伝動の周辺では中国側の量産立ち上げが一段進んでいる可能性がある。