何が起きたか

株式会社アトラックラボ(埼玉県入間郡三芳町藤久保16-37、代表取締役 伊豆智幸)は2026年7月23日、自律走行UGV(無人地上車両)向けの高出力スマートモータードライバーを開発したと発表した。本製品は最大入力電圧36V、最大100A×2チャンネルの高出力に対応し、左右2基のモーターを独立制御できる。インターフェースとしてUSB Type-C(ROS対応)、PWM入力、S.BUS入力を搭載し、ArduPilot搭載の自律走行コントローラーと接続可能。電流制限値や左右モーターのミキシング設定をソフトウェアから変更できる。

詳細

開発の背景として、物流、農業、警備、インフラ点検、災害対応などの分野で屋外を自律走行するUGVの活用が広がる一方、高出力モーターを安定駆動でき、コンピューターや自律走行コントローラーと柔軟に接続できるモータードライバーが限られていた。車両ごとに異なるモーター特性、操舵方式、重量、使用環境に合わせた調整には個別のハードウェア設計やソフトウェア開発が必要だったという。 製品の特長として、USB Type-CによるROS topicでのモーター制御、PWM・S.BUS入力によるArduPilot連携、最大36V入力・100A×2チャンネル出力、プログラムからの電流制限変更、左右モーターのミキシング自由設定、ファンレスヒートシンク構造を挙げる。想定用途は自律走行UGV、屋外搬送ロボット、農業ロボット、草刈りロボット、警備・巡回ロボット、インフラ点検ロボット、災害対応ロボット、建設・林業向け無人車両、AGV・AMR、研究開発用ロボット車両。 今後の展開として、同社は本モータードライバーを自社開発のUGVへ搭載するとともに、ロボットメーカー、研究機関、システムインテグレーターへの提供を進める。ROS2、ArduPilot、AIを活用した自律走行システムとの連携を強化し、UGVの開発から実証実験、現場導入までを支えるモーションコントロールプラットフォームとして展開するとしている。 代表取締役の伊豆智幸氏は「自律走行UGVの開発では、モーターを動かすだけでなく、車両ごとの特性に合わせて安全性や操作性を細かく調整できることが重要」とコメント。USB Type-Cによるコンピューター制御に加え、PWMとS.BUSによるArduPilotとの接続に対応し、AT-Crawlerなどの特性に合わせた台形制御も行っていると述べた。

Key Facts

株式会社アトラックラボは自律走行UGV向けの高出力スマートモータードライバーを開発した(2026年7月23日発表)[1]
本製品は最大入力電圧36V、最大100A×2チャンネルの高出力に対応し、左右2基のモーターを独立制御できる[1]
USB Type-Cインターフェースを搭載し、PCや組み込みコンピューターからROS topicでモーターを制御できる[1]
PWM入力とS.BUS入力を搭載し、ArduPilotを搭載した自律走行コントローラーと接続できる[1]
電流制限値や左右モーターのミキシング設定をソフトウェアから変更できる[1]
冷却ファンを使用しないヒートシンク構造を採用し、屋外や粉塵の多い環境でも使用しやすい設計[1]
想定用途は自律走行UGV、屋外搬送ロボット、農業ロボット、草刈りロボット、警備・巡回ロボット、インフラ点検ロボット、災害対応ロボット、建設・林業向け無人車両、AGV・AMR、研究開発用ロボット車両[1]
同社は本モータードライバーを自社開発のUGVへ搭載するとともに、ロボットメーカー、研究機関、システムインテグレーターへの提供を進める[1]
代表取締役の伊豆智幸氏は、AT-Crawlerなどの特性に合わせた台形制御も行っているとコメント[1]
株式会社アトラックラボは埼玉県入間郡三芳町藤久保16-37に所在し、ドローン・UGV・USV等の無人システム開発を行う[1]

なぜ重要か

本製品は、高出力と柔軟な制御機能を兼ね備え、ROSやArduPilotといった標準的な開発環境との連携を可能にすることで、自律走行UGVの開発期間短縮に貢献すると期待される。物流や農業などでのUGV活用拡大に伴い、車両ごとの特性に合わせた調整が容易になる点で、現場導入の促進につながる可能性がある。