何が起きたか

Physical Intelligenceは2025年12月22日のブログで、同社の最新モデルπ0.6を微調整し、Benjie Holson氏が提案したロボット五輪課題のうち、5カテゴリー中3つで金メダル、2つで銀メダルを達成したと発表した。金メダルを逃した2課題はロボットの物理的制約によるもので、平均成功率は52%、タスク進捗は72%だった。

なぜ重要か

ロボットを開発する研究者にとって、この発表は、鍵の操作や油で汚れた鍋洗いのように種類の異なる日常動作を、同社によれば π0.6 の微調整だけでどこまでこなせるかを、未選定課題で確かめた点に意味がある。標準の視覚言語モデルを同条件で微調整した基準は成功ゼロ、平均進捗も9%にとどまったのに対し、π0.6 では多くの課題で9時間未満のデータ収集で取り組めたと同社は説明しており、事前学習の有無が物理作業の立ち上げ条件にどう効くかを読み取れる。