何が起きたか

国際ロボット連盟(IFR)は2026年6月8日、日本ロボット工業会(JARA)と日刊工業新聞社が主催する国際ロボット展iREXの主催者が、新たなロボット展示会「RoboNext」を立ち上げると発表した。RoboNextは、ロボット活用の可能性を拡大し、実体験の機会を提供し、人間とロボットが共に進歩する未来を示すことを目的とする。AIロボティクスなどの急速な技術進化に対応するため、最先端のイノベーションを紹介し、ロボット産業の発展を支援するとしている。

本紙の見方

今回の発表は、世界最大級のロボット展示会であるiREXを主催するJARAと日刊工業新聞社が、新たな展示会「RoboNext」を立ち上げるというものだ。IFRの発表文によれば、RoboNextは「ロボット活用の可能性を拡大」し「実体験の機会を提供」することを目的とし、AIロボティクスなどの急速な技術進化に対応するために「最先端のイノベーションを紹介」するとしている。 本紙の過去報道との関連では、IFRは2026年1月にヒューマノイドロボット市場の統計調査を開始しており、ロボット産業の市場把握に積極的だ。また、2025年の米国ロボット市場は11%増、2023年の業務用サービスロボットは30%増と、市場は拡大傾向にある。こうした中で、新たな展示会の立ち上げは、ロボット産業の成長に対応し、技術革新と人材育成の場を提供する狙いがあるとみられる。 業界構造への含意としては、RoboNextがiREXとどのように差別化されるかが焦点となる。iREXは既に世界最大級のロボット展示会であり、RoboNextが同様の展示会なのか、特定のテーマに特化したものなのかは不明だ。AIロボティクスに焦点を当てるならば、ソフトウェアやAI関連の出展が増える可能性がある。また、次世代人材との連携を掲げており、学生や若手技術者を対象としたプログラムが組まれる可能性も考えられる。 未確定の論点としては、RoboNextの開催地、日程、規模、出展対象などが挙げられる。IFRの発表文にはこれらの詳細が含まれておらず、今後の発表が待たれる。また、iREXとの関係性(併催か別開催か)も不明だ。

なぜ重要か

世界最大級のロボット展示会を主催する組織が新たな展示会を立ち上げることは、ロボット産業の成長と技術進化への対応を示す。RoboNextがどのような形で展開されるかは、今後のロボット産業の動向を占う上で注目される。

日本への影響

日本は世界有数のロボット大国であり、iREXは大阪で開催される。RoboNextの立ち上げは、日本のロボット産業のさらなる発展に寄与する可能性がある。特に、AIロボティクスや次世代人材の育成に焦点を当てることで、日本の競争力強化につながる可能性がある。