何が起きたか

gongkong.ofweek.comが、EtherCAT技術協会(ETG)の統計として、世界のEtherCATノード数が7,700万個に達し、2023年だけで1,800万個増加したと報じた。

本紙の見方

今回の報道は、EtherCAT技術協会(ETG)の統計に基づき、EtherCATノード数が7,700万個に達し、2023年だけで1,800万個増加したことを伝えている。この数字は、産業用イーサネットの一種であるEtherCATが、モーションコントロールや工場オートメーションの分野で急速に普及していることを示している。 本紙は過去に、中大型PLC専業の傲拓科技が科創板で問詢段階に長期滞留している問題を報じた。その中で、高毛利率と回款悪化の乖離が焦点となっていることを指摘した。EtherCATのノード数増加は、PLCや産業用コントローラのネットワーク化が進む中で、現場機器の接続需要が高まっていることを示唆しており、傲拓科技のようなPLCメーカーにとっても、EtherCAT対応が競争力の鍵となる可能性がある。 また、本紙はデンマーク・オーデンセに世界最大の協働ロボット拠点が開設されたことを報じた。MiRとURが共同で投資し、協働ロボットの開発・生産拠点を構築した。協働ロボットはEtherCATなどの高速フィールドバスを利用して制御されることが多く、ノード数増加はこうしたロボットの普及と軌を一にしているとみられる。 EtherCATの成長は、産業オートメーションのバリューチェーンにおいて、センサー、アクチュエータ、コントローラなどあらゆる機器がネットワークで接続される構造を強化する。これにより、データ収集とリアルタイム制御の基盤が整い、AIやデジタルツインなどの高度な応用が進むと考えられる。 一方で、EtherCATの普及は、競合するフィールドバス規格(PROFINET、EtherNet/IPなど)との競争を激化させる。また、ノード数の増加は、ネットワークのセキュリティや管理の複雑さも増大させる。今後の焦点は、EtherCATが産業用イーサネット市場でどの程度シェアを拡大するか、また、新たな応用分野(例えば、機能安全やワイヤレス化)にどう対応するかである。詳細は原典を参照されたい。

なぜ重要か

EtherCATノード数の急増は、産業オートメーションのネットワーク化が加速していることを示す。これは、PLCやロボットなど関連機器メーカーにとって、EtherCAT対応が必須となることを意味し、市場競争の構図を変える可能性がある。

日本への影響

日本の産業用機器メーカーは、EtherCAT対応を進めることで、グローバル市場での競争力を維持できる可能性がある。特に、モーションコントロールやロボット分野でのEtherCAT採用が進めば、日本の部品メーカーにも影響が及ぶとみられる。