何が起きたか

IFRが2019年5月16日に発表したWorld Robotics Report 2019の速報値によると、英国の2018年産業用ロボット設置台数は前年比3%減の2,306台となった。英国のロボット密度85台は、欧州全体の106台を下回り、ドイツ(3位)、スウェーデン(5位)、デンマーク(6位)など欧州主要国がトップ10に入る中で、英国は22位に留まる。中国が2017年に英国を追い越し21位(97台)となった点も、英国の相対的な地位低下を示す。

なぜ重要か

英国の製造業で自動化投資を担う経営者や工場担当者にとって、この数字は人手への依存が続く中で、主要な欧州諸国よりロボット導入が遅れている位置を示す材料になる。IFRの速報では、欧州連合の販売台数が増える一方で英国は減少し、製造業の従業員1万人当たりの設置台数も欧州平均を下回っており、業種横断で設備投資の遅れを比較できる。