何が起きたか
日本政府のウェブサイトが2022年2月1日に報じたところによると、胎児・小児外科専門医の千葉敏雄氏(順天堂大学医学部特任教授)らがNHK放送技術研究所の技術を応用して開発した世界初の8K内視鏡が、胆嚢摘出手術で世界初の臨床手術に適用された。試作機は2014年の臨床導入時2.5kgだったが、4か月で450gに軽量化され、2017年に8K硬性内視鏡が製品化された。開発にはエア・ウォーター・バイオデザイン社が関与した。
なぜ重要か
腹腔鏡手術の術者にとって重要なのは、現在広く使われる二千画素級より八千画素級のほうが、肉眼では見えにくい細い血管や縫合糸まで画面で確認でき、胆嚢摘出のような手技を複数の医師やスタッフが同じ映像で共有できる点だ。千葉氏らは、手術で扱える重さにすることが課題だった試作機を二・五キログラムから四百五十グラムへ軽量化し、臨床手術に使える条件を整えたとしている。