何が起きたか

日経BPは2026年8月20日、技術系デジタルメディア「日経クロステック」が主催するイベント「未来をつくるテクノロジー展 日経クロステックNEXT 東京 2026」を、2026年9月29日(火)~30日(水)の2日間、東京国際フォーラムで開催すると発表した。テーマは「技術の今を知り、その先を見通す」。会場ではAIアシスタントやAI駆動開発、フィジカルAI、XR、セキュリティー対策などの最新ソリューションを展示し、人型ロボット分解展示やAI駆動開発のライブコーディングなどの体験企画を実施する。

詳細

イベントは事前登録制で参加無料。5つの専門分野(AIリーダーズEXPO、DXソリューションEXPO、情報セキュリティーNEXT、製造業の将来技術EXPO、建設DX EXPO)でのソリューション展示を行う。注目展示として、人型ロボット分解展示、歴代iPhone分解展示、精密ロボットハンド動体展示(ミネベアミツミ)を予定。講演では「富岳NEXT、開発の道のりと今後の展望」(理化学研究所)、「経済効果は4560兆円?『AI経済圏』の深層」、「50兆ドル市場『フィジカルAI』の現在地、人手不足の救世主となるか」、「『光電融合』最前線 AIデータセンターの最注目技術」、「量子通信、未来のインターネットを巡る競争が激化」などが予定されている。主な来場対象は経営者、DX責任者、IT・情報システム部門、事業企画・研究開発部門、製造・建設・インフラ企業のAI責任者。

Key Facts

日経BPは2026年8月20日、2026年9月29日~30日に東京国際フォーラムで「未来をつくるテクノロジー展 日経クロステックNEXT 東京 2026」を開催すると発表した。[1]
イベントのテーマは「技術の今を知り、その先を見通す」。[1]
展示分野はAIリーダーズEXPO、DXソリューションEXPO、情報セキュリティーNEXT、製造業の将来技術EXPO、建設DX EXPOの5つ。[1]
注目展示として人型ロボット分解展示、歴代iPhone分解展示、精密ロボットハンド動体展示(ミネベアミツミ)を予定。[1]
講演テーマに「50兆ドル市場『フィジカルAI』の現在地」や「光電融合」などが含まれる。[1]

本紙の見方

今回のイベントは、日経BPが主催する技術展示会で、AI駆動開発やフィジカルAIなど、業務変革を促す最新技術を一堂に集める。特徴的なのは、単なる展示・講演に留まらず、人型ロボット分解展示やAI駆動開発のライブコーディングといった体験企画を用意している点だ。これは、技術の「現在地」を実際に触れる形で示し、来場者の導入判断を促す狙いがあるとみられる。 講演テーマには「50兆ドル市場『フィジカルAI』の現在地」や「光電融合」が並ぶ。フィジカルAIはロボットや自動運転など実世界で動作するAIを指し、人手不足の解消策として期待が高い。一方、光電融合はAIデータセンターの消費電力問題を解決する技術として注目される。これらのテーマを同時に扱うことで、AIの「頭脳」と「身体」の両面から技術動向を俯瞰できる構成になっている。 展示ではミネベアミツミが精密ロボットハンドの動体展示を行う。同社はモーターやセンサーなどロボットの主要部品を手がける企業であり、フィジカルAIの実用化には部品レベルの精度が不可欠であることを示唆する。また、人型ロボットの分解展示は、内部構造を公開することで技術の理解を深める試みだ。 本イベントは、技術の「今」を伝えるだけでなく、経営層や実務担当者が「次に取るべきアクション」を見極める場として位置づけられている。AIエージェントやITモダナイズ、量子通信など、幅広いテーマを扱うことで、単一技術の展示会とは一線を画す。 一方で、具体的な出展企業や講演者の詳細は順次公開とされており、現時点では不明な点が多い。特に、フィジカルAIの実証事例や、光電融合の商用化時期など、技術の実用性を判断するための情報がどこまで提供されるかが、イベントの価値を左右するだろう。

なぜ重要か

本イベントは、AIとロボット技術の最新動向を一堂に把握できる場として、企業の技術戦略や投資判断に直結する情報を提供する。特にフィジカルAIと光電融合という、今後の成長が期待される分野に焦点を当てている点で、技術者や経営層にとって見逃せない機会となる。

日本への影響

ミネベアミツミが精密ロボットハンドの動体展示を行うことは、日本の部品メーカーがフィジカルAIの実用化において重要な役割を担う可能性を示している。また、人型ロボット分解展示は、国内のロボット技術の進展を可視化する試みとして、日本の製造業の強みを再確認する機会となる。