何が起きたか

アイントホーフェン工科大学の学生研究チーム「Solar Team Eindhoven」は、ソーラーパネルにより車載医療機器への電力供給が可能なコンセプトモデル「Stella Juva」を発表した。同チームは過去にワールドソーラーチャレンジのファミリーカー部門で4年連続優勝しており、2023年には世界初のオフロードソーラーカー「ステラ・テラ」を製作した。最新モデル「Stella Juva」は、太陽エネルギーのみで走行し医療を提供できる世界初の救急車を目指すとしている。2026年7月に運行開始予定で、8月には地元NGOの現場を訪問し実演する予定。パートナーには中国AIKOを選び、同社のABCセルを採用する。

Key Facts

Solar Team Eindhovenは、ソーラーパネルにより車載医療機器への電力供給が可能なコンセプトモデル「Stella Juva」を発表した。[0]
同チームは過去にワールドソーラーチャレンジのファミリーカー部門で4年連続優勝している。[0]
2023年に製作したオフロードソーラーカー「ステラ・テラ」は、重量1,200キロ、晴天時の航続距離630キロ、最高時速145キロとされる。[0]
「Stella Juva」は2026年7月に運行開始予定で、8月には地元NGOの複数の現場を訪問し、医療機器の使用と充電を実演する予定。[0]
同チームはパートナーに中国AIKOを選び、同社のABCセルを採用する。ABCセルは前面に金属層を設けないフルバックコンタクト設計で、光吸収を最大化するという。[0]
AIKOは同チームの取り組みを「輸送ソリューションから生活必需サービスを支える移動式エネルギーシステムまで、太陽光発電を利用したモビリティの役割を再定義する上で重要な一歩」と評価している。[0]
トヨタはプリウスPHEVやbZ4Xの最上位モデルにオプションでソーラー充電システムを設定できる。プリウスPHEVは年間EV走行1,200キロ分、bZ4Xは1,850キロ分の電力を生み出すという。[0]
日産はJAPAN MOBILITY SHOW 2025で、軽EV「日産サクラ」に電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender」を搭載したプロトタイプを出展した。年間最大約3,000キロ相当の走行に必要な電力を太陽光発電でまかなうことを目指すという。[0]

なぜ重要か

ソーラーカー技術の進展は、自動車のエネルギー供給方法に変革をもたらす可能性がある。特に、走行中に発電できるシステムは、充電インフラに依存しないモビリティの実現につながる。また、車載機器への電力供給が可能になれば、災害時や電力網の整備されていない地域での医療サービス提供など、新たな用途が広がる。

日本への影響

トヨタや日産がソーラー充電システムを搭載した車両を展開しており、日本市場でも太陽光発電を活用したモビリティの実用化が進んでいる。