何が起きたか

NECは7月27日、ロボットに動作を記憶させるティーチング作業を自動化する人工知能(AI)技術「目標指向タスクプランニング」を開発したと発表した。この技術を使えば、現場の作業者が作業目標を指示するだけで、その目標を達成するための動作命令をAIが自動作成し、ロボットに実行させられる。

詳細

これまでは専門の技術者がティーチングし、設定や調整作業に時間もかかっていたが、これらの手間が不要になり、作業内容の変更が多い現場でもロボットを活用しやすくなるとしている。 これまで入荷部品を棚に納める作業の動作設定には2~3時間かかっていたが、このAI技術を使うことで数分に短縮できる。作業中に想定外の事態が生じた場合でも、目標の達成に向けた作業手順をその場で自動的に設定し直すため、作業を継続できる。 9月初旬からは、この技術を採用したピック&プレース(対象物をつかみ上げて所定の位置に置く作業)システムを、協力関係にあるオリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)のショールーム「Tokyo Robot Lab.(トーキョー・ロボット・ラボ)」に展示する。来場者は実機を通し、動作や操作性などを確認できる。

Key Facts

NECは7月27日、ティーチング作業を自動化するAI技術「目標指向タスクプランニング」を開発したと発表した。[1]
この技術により、作業者が作業目標を指示するだけでAIが動作命令を自動作成し、ロボットに実行させられる。[1]
これまで入荷部品を棚に納める作業の動作設定には2~3時間かかっていたが、このAI技術を使うことで数分に短縮できる。[1]
作業中に想定外の事態が生じた場合でも、目標の達成に向けた作業手順をその場で自動的に設定し直すため、作業を継続できる。[1]
9月初旬からは、この技術を採用したピック&プレースシステムを、オリックス・レンテックのショールーム「Tokyo Robot Lab.」に展示する。[1]
オリックス・レンテックは東京都品川区に所在し、社長は細川展久氏。[1]

なぜ重要か

この技術は、産業用ロボットの導入障壁となっていたティーチング作業の負担を軽減し、作業内容の変更が多い現場でもロボットを活用しやすくする可能性がある。NECは、これまで専門技術者による設定・調整に時間がかかっていた作業を自動化することで、ロボット導入の効率化を図るとしている。